Painterの新バージョンが出ました。
Painter X3と表記するようです。
詳細は追々ゆっくりレビューするとして、ひとまずインストールして使ってみました。
公式の新機能紹介を見つつ、ざっくり使用感を書いてみたいと思います。

全体感
11から12に上がった時のようなインパクトは無いです。全体的に12を踏襲して機能強化した感じでしょうか。
起動は12よりちょっと遅いけど、動作自体はきびきびした印象です。
新機能/機能強化
ストロークプレビュー

ストロークプレビューと描点プレビューが分離され、リアルタイムプレビューが強化された模様。
個人的にはプレビューが場所を喰わなくなったのが嬉しいです。
詳細ブラシコントロール

よく使うブラシ関連の設定をひとまとめにしたパレットです。
プロパティバーの歯車アイコンを 押すと表示されて、もう一度押すと消えます。
内容は現在のブラシに合わせて自動的に調節されます。
無関係の(設定できない)項目は出てこないので非常に楽です。必要なものは大体入っている印象。
ジッターブラシ / ジッター表現

Painter12までのジッターは単純に描線の揺らぎを表現する(大きく設定すると線が揺れる)だけでした。
PainterX3では大幅に強化され、サイズや不透明度、角度、テクスチャ等など、かなり幅広いプロパティに
ジッターが設定できるようになっています。
上手く設定すればよりアナログ感のある線や塗りを作れそうです。
ちなみにPainterX3ではこの新しいジッターを設定済みのブラシが多数登録されています。
遠近ガイド

1・2・3点透視法のグリッドを表示して、それに沿った線を引ける機能です。
パースをつけた絵を描く時に使えそうです。
パースへのスナップはブラシツールのプロパティバーから簡単にON/OFFできます。
軽く使った感じではちょっと癖が強そうなので、使いこなすには慣れが必要かもしれません。
参照イメージ

パレットに参考画像を表示しておける機能です。
パレット内ではデフォルトでスポイトツールに切り替わります。
色見本の類いを表示しておくと作業が捗りそうです。
ブラシ検索

ブラシ名・カテゴリ名で検索できます。
ほかにも手法や属性で検索できるけど、あんまり使う事はないかも。
カスタマイズしたブラシも検索対象になるので、入力しやすい名前を付けておくといいかも。
複数レイヤーの一括変形

複数のレイヤーをまとめてリサイズ・回転・自由変形できます。
表示が遅い場合は「高速プレビュー」をONにすると速いです。
ただし、表示がマスクのグレー一色になっちゃうので、内容によっては使い物になりません(-_-
まとめ
全体的にインパクトはあまり無いけど、堅実なバージョンアップかと思います(値段を考えるともうちょっとがんばってほしいけど)。
詳細はまたおいおい書いていきます。
気になる機能があったら http://twitter.com/yuneco までどうぞ。
Happy Painter Life !!